症例
症例

上記副作用、リスクは可能性としてありますが、注意深く形成時し、経過をしっかり見極め、術後は定期的なメンテナンス、クリーニングをすることで回避し、長期(10年以上)に良い状態を保つ事が可能です。詳しくはお気軽にご相談ください。

ダイレクトボンディングに使用する樹脂は、セラミック微粒子(フィラー)の含有率が高いハイブリッドセラミック樹脂素材です。そのため、100%セラミックの詰め物、被せ物と比べると、時間の経過とともに以下のような変化が起こりやすくなります。
1)変色・着色
吸水性があるため、コーヒー、紅茶、カレー、タバコなどの影響で徐々に黄色っぽく変色したり、境目に茶色いステインが付着したりします。
2)摩耗
毎日のブラッシングや咀嚼(そしゃく)によって表面のツヤが消え、すり減っていくことがあります。
3)割れ・欠け・脱離のリスク
レジン成分が含まれているため一定の柔軟性(粘り強さ)はありますが、強度自体は金属や100%セラミックに劣ります。
4)強い負荷による破損
奥歯の噛み合わせ面や、前歯の先端などに強い力がかかると、欠けたり割れたりすることがあります。
5)外れる(脱離)
歯と樹脂は「接着剤」を介して結合しているため、経年劣化や強い衝撃、あるいは歯ぎしり・食いしばりの癖によって、詰め物自体がポロッと外れてしまうことがあります。
ダイレクトボンディングは治療の際、樹脂の「重合収縮(固まるときにわずかに縮む性質)」が起こります。
1)微小な隙間の発生
収縮や経年劣化によって、歯と樹脂の間に目に見えないほどのわずかな隙間(マイクロギャップ)が生じることがあります。
2)むし歯の再発
その隙間から細菌が侵入し、詰め物の下で再びむし歯が進行してしまうリスクがあります。
歯を削る量自体は、この症例ではない治療ですが、むし歯に対してこの治療を行う場合に、虫歯が深かった場合などは、治療後に以下のような症状が出ることがあります。
1)しみ・痛み
歯を削った際の刺激や、樹脂を接着・硬化させる際の光や薬液の刺激により、治療後しばらく冷たいものがしみたり、噛むと痛んだりすることがあります(多くは一時的で、時間の経過とともに落ち着きます)。
2)神経の壊死
むし歯が非常に神経に近かった場合、治療後に神経が死んでしまい、根の治療が必要になるケースが稀にあります。
ダイレクトボンディングは、型取りをして歯科技工士が作る被せ物とは異なり、歯科医師がその場で患者さんの口の中に樹脂を盛り、形を彫刻していく治療法です。
そのため、歯科医師の防湿対策(ラバーダムの使用など)や、接着技術、形態再現、色の再現のテクニックによって、見た目の美しさだけでなく、耐久性や二次むし歯のリスクの低さに大きな差が出やすいという側面があります。特に見える前歯では、術者の高いスキル、センスが要求されます。
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