まさいデンタルクリニックでは、「失った歯をどう補うか」だけでなく、「ご自身の歯をどう活かせるか」を常に考えながら治療を行っています。
健康な親知らずが残っている場合、それは将来お口の中を救う大切な“資源”になる可能性があります。
歯の移植・再植は、インプラント・義歯・ブリッジに次ぐ第4の選択肢として、条件が合う患者さまにご提案しています。
歯牙移植
歯牙移植

まさいデンタルクリニックでは、「失った歯をどう補うか」だけでなく、「ご自身の歯をどう活かせるか」を常に考えながら治療を行っています。
健康な親知らずが残っている場合、それは将来お口の中を救う大切な“資源”になる可能性があります。
歯の移植・再植は、インプラント・義歯・ブリッジに次ぐ第4の選択肢として、条件が合う患者さまにご提案しています。
「できるだけ天然歯を残す」治療方針
親知らずであっても、健康な歯は将来の治療に活かせる可能性があります。
人工物に頼らない、生体親和性の高い治療
ご自身の歯を使用するため、体になじみやすく自然な噛み心地が期待できます。
歯根膜を活かした移植
歯根膜があることで、噛んだときのクッション性や感覚が保たれやすくなります。
歯科用CT・3Dシミュレーションによる
精密診断
移植歯・移植先の骨や歯肉の状態を立体的に把握し、成功率向上に努めています。
ガイド作製・模型試適によるリスク低減
歯根膜を傷つけないよう、事前に模型を使って適合確認を行います。
低侵襲な外科処置へのこだわり
ピエゾサージェリーを使用し、周囲組織への負担を最小限に抑えます。
不安や恐怖に配慮した麻酔管理
静脈内鎮静法にも対応し、リラックスして治療を受けていただけます。
歯の「移植(自家歯牙移植)」は、噛み合わせに不要な自分の歯(主に親知らずや小臼歯など)を、虫歯や破折で失った部分へ移し替える治療です。生きた歯根膜(歯の根を取り巻く薄い組織)を温存して移すため、噛む感覚(噛み心地)や歯茎との調和が得られやすい点が特長です。
「再植」は、事故や外傷などで抜け落ちた(または一度抜いて処置した)自分の歯を、洗浄・必要な処置を行ったうえで元の位置に戻す治療です。いずれも“自分の歯を活かす”保存的な方法であり、条件が整えば長期的な機能回復が期待できます。
※CTや歯周・噛み合わせの総合評価を行い、移植・再植・他治療の中から適切な選択をします。
診査・応急対応
外傷歴や痛みを確認し、X線・CTで歯根・骨の状態を評価。抜けた歯は乾燥させず、牛乳や保存液に浸して持参が理想です。
洗浄・準備
歯根膜を傷つけない範囲で異物や汚れをやさしく除去。必要に応じて根面処置を行います。
再植・固定
元の位置へ丁寧に戻し、ワイヤーや樹脂で一時固定(スプリント)。固定期間は状態により概ね1〜4週間ほどになります。
根管治療
根が完成している歯は、再植後の適切なタイミングで根管治療を行い、再感染を予防します。
経過観察・最終修復
動揺や痛み、歯根吸収の有無を定期的に確認し、必要に応じて被せ物などで最終補綴を行います。
麻酔を行うため、治療中の痛みはほとんどありません。
術後は一時的に腫れや違和感が出ることがありますが、多くの場合、数日〜1週間程度で落ち着きます。痛み止めを処方し、無理のない経過管理を行います。
明確な年齢制限はありません。
ただし、骨の状態や歯周組織の健康状態によって適応が異なります。年齢よりもお口の中の条件が重要です。
初期固定後、状態を見ながら徐々に噛めるようになります。
目安としては数週間〜数ヶ月かけて慎重に噛み合わせを調整します。完全な安定には時間が必要ですが、経過を丁寧に管理します。
条件が整えば高い成功率が期待できる治療です。
ただし、骨量・歯根の形・歯周状態・術後管理などにより個人差があります。当院では、成功率を下げるリスクについても事前にしっかりご説明しています。
デスクワークなどは翌日〜数日後、激しい運動は1〜2週間控えていただきます。
治療内容や腫れの程度によって個人差があるため、詳しくは治療後にご案内します。
喫煙は治癒や成功率に悪影響を及ぼします。
血流が悪くなり、骨や歯根膜の治癒を妨げるため、術前・術後の禁煙を強くおすすめしています。
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