こんにちは。東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」です。

セラミック治療とはどのような治療法なのか気になっている方がいるのではないでしょうか。銀歯の場合、口をあけたときに目立つことからセラミックに交換したいと考える方もいるでしょう。セラミック治療は多くのメリットがある治療法です。

その一方でデメリットもあるため、よく理解したうえで検討しましょう。

今回は、セラミック治療とはどのような治療法か、どのようなメリット・デメリットがあるのか解説します。セラミック治療の費用についても解説しますので、セラミック治療を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

セラミック治療とは

セラミック治療とは、虫歯で削った部分や歯が欠損した部分をセラミックの詰め物や被せ物で補う治療法です。保険診療で使用される銀歯は金属素材のため、口をあけたときに目立つことがあります。

一方でセラミックは白く透明感があるため、天然の歯のような自然な白さと質感を手に入れられます。そのため、口をあけたときに目立ちやすい前歯の治療に使用されることが多いです。

セラミックの素材にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴があります。治療する歯の部位によって適切な素材を選ぶと良いでしょう。

セラミック治療が行われる歯

セラミック治療は、以下のような歯に適応となります。

• 虫歯で削った歯
• 事故や怪我で欠けた歯
• 金属の詰め物・被せ物が装着されている歯
• 歯並びや噛み合わせが悪い歯
• 黄ばみや変色がある歯

なんらかの原因で歯が欠けた・割れたといった際、歯をきれいに修復するためにセラミック治療が行われることがあります。それだけでなく、歯並びや噛み合わせが悪い場合もセラミック治療で調整できるケースもあります。

銀歯の場合、長期間使用すると金属が溶け出して金属アレルギーの症状が現れる可能性があることから、セラミックに交換するケースもあるでしょう。また、歯の黄ばみが気になっている方が、セラミック治療を受ける場合もあります。

セラミック治療の種類

主なセラミック治療の種類は、以下のとおりです。

• インレー
• クラウン
• ラミネートベニア

それぞれ詳しく解説します。

インレー

インレーは詰め物とも呼ばれるもので、虫歯などで削った部分や欠けた歯を補う場合に適応となります。

インレーに使用される素材には、オールセラミックやジルコニア、ハイブリッドセラミックなどいくつか種類があります。オールセラミックはセラミックのみで作られた素材で、審美性が高いのが特徴です。

ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高い素材で、強い力が加わる奥歯にも使用できます。ハイブリッドセラミックは、セラミックと歯科用プラスチックを混ぜ合わせて作られた素材で、ほかのセラミックの素材に比べて費用が安いのが特徴です。

このほかにも、インレーに使用される素材にはいくつかあります。歯科医院によって取り扱っている素材が異なるため、歯科医師に相談のうえ、ご自身に合ったものを選択しましょう。

クラウン

クラウンとは、削った歯の上にセラミックの歯を装着するものです。被せ物とも呼ばれます。虫歯で歯を大きく削った場合や歯が大きく欠けた場合に適応となります。

セラミックで作製されるクラウンにはオールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウン、ハイブリッドセラミッククラウン、メタルボンドなど、いくつか種類があります。それぞれ特徴や費用が異なるため、比較したうえで検討しましょう。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面に薄いセラミックの板を接着して歯の色や形、歯並びを整える治療法です。つけ爪をつけるようなイメージで、歯1本1本に貼り付けます。

ラミネートベニアの治療を受ける方は、審美性の向上を目的としているケースが多いです。主に前歯の治療に用いられる方法で、人目につきやすい前歯の見た目を改善できます。

セラミック治療の費用

セラミック治療は、保険が適用されません。自費診療となるため、費用は高額になります。セラミック治療にかかる費用は、以下のとおりです。

• インレー：4万〜8万円程度
• クラウン：8万〜20万円程度
• ラミネートベニア：5万〜15万円程度

なお、セラミック治療の費用は歯科医院によって異なります。詳しい費用については、治療を受ける歯科医院で確認してください。

セラミック治療のメリット・デメリット

ここからは、セラミック治療のメリット・デメリットについて解説します。セラミック治療の良いところと悪いところの両方を理解したうえで治療法を選択しましょう。

セラミック治療のメリット

セラミック治療の主なメリットは、以下のとおりです。

• 白くて美しい歯を手に入れられる
• 寿命が長い
• 変色しにくい
• 虫歯になりにくい
• 金属アレルギーの方でも治療できる

それぞれ詳しく解説します。

白くて美しい歯を手に入れられる

セラミック治療の大きなメリットは、白くて美しい歯を手に入れられる点です。保険診療の範囲で治療する場合、一般的には銀歯が使用されますが、銀歯で治療すると銀色の歯が見えるのが気になるかもしれません。

一方でセラミックは白く透明感があります。周囲の歯と色調を合わせることができるため、自然で美しい見た目になります。そのため、目立ちやすい前歯の治療に選択されることが多いです。

寿命が長い

銀歯の寿命は5〜7年程度といわれています。

一方でセラミックの歯の寿命はケアの状態によって異なりますが、10〜15年程度と長いです。しっかりと歯磨きをして、定期的にメンテナンスを受けることで、それ以上に長く使用できる場合もあるでしょう。

セラミック治療は高額ですが、しっかりとケアをすれば長期間使用できる可能性がある点は大きなメリットといえます。

変色しにくい

変色しにくいのもセラミックのメリットです。セラミックはお皿と同じ陶器で、水分を吸収しないため変色しにくいのです。長期間白くきれいな状態を保てます。

虫歯になりにくい

銀歯の場合、長期間使用すると変形して天然の歯との間に隙間ができ、細菌が入り込むと虫歯になるリスクが高まります。

一方でセラミックは変形しにくく、天然の歯との間に隙間ができにくいため、虫歯になりにくいです。また、セラミックの表面は滑らかで、汚れがつきにくいことも虫歯になりにくい理由です。

金属アレルギーの方でも治療できる

銀歯の場合、長期間使用すると金属イオンが溶け出し、体内に吸収されると金属アレルギーの症状が現れることがあります。

一方でセラミックのなかには金属を使用しないものもあります。金属を使用しないセラミックの詰め物・被せ物を選択すれば、金属アレルギーの症状が現れる心配はありません。

ただし、メタルボンドは内側に金属を使用しており、金属アレルギーの症状が現れる可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。

セラミック治療のデメリット

セラミック治療の主なデメリットは、以下のとおりです。

• 費用が高い
• 強い衝撃で割れる可能性がある

それぞれ詳しく解説します。

費用が高い

セラミック治療は保険が適用されません。自費診療となるため高額な費用がかかります。

セラミックの詰め物・被せ物は天然の歯にしっかりフィットするように精密に作製されます。精密に作製するためには手間がかかるため技術料がかかるのです。また、材料費自体が高いことも、セラミック治療が高額になる理由です。

強い衝撃で割れる可能性がある

セラミックは強度が高い素材ですが、強い衝撃が加わると割れることがあります。セラミックは陶器です。陶器のお茶碗を床に落としたらパリンと割れてしまうのと同じように、セラミックの歯に瞬間的に強い衝撃が加わると割れたり欠けたりする可能性があるのです。

まとめ

本記事では、セラミック治療とはどのような治療法か詳しく解説しました。

セラミック治療は保険が適用されないため費用が高額ですが、天然の歯のような白く美しい見た目を再現できます。また、変色しにくく、虫歯になりにくいため、しっかりとケアを行えば長期間使用できる点もメリットです。

このように、セラミック治療にはメリットとデメリットがあります。それぞれをよく理解したうえで治療を受けるべきか検討しましょう。

セラミック治療を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療に力を入れております。診療案内ページはこちら、ご予約・お問い合わせも受け付けております。