こんにちは。東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」です。
ホワイトニングは、歯を美しく白くする方法として人気です。その仕組みや効果について興味を持っている方も多いのではないでしょうか。ホワイトニングは、専用の薬剤を使用し、歯の表面や内部の着色汚れを分解することで、自然な白さを取り戻す方法です。
ただし、すべての歯がホワイトニングで白くできるわけではありません。歯の状態や種類によっては、効果が期待できない場合もあります。
この記事では、ホワイトニングの基本的な仕組みやさまざまな種類、さらに効果が期待できる歯とそうでない歯について詳しく解説します。
ホワイトニングの仕組み
ホワイトニングは、専用の薬剤を使用して歯の色素沈着を改善し、自然な白さを取り戻す方法です。ホワイトニングで使用される薬剤には、主に過酸化水素や過酸化尿素が含まれており、これらの成分が化学反応を起こすことで色素を分解します。
具体的には、薬剤が歯の表面に浸透し、エナメル質や象牙質内に蓄積された着色成分を酸化反応によって分解します。この過程を経て、歯が本来の白さを取り戻します。
歯が着色する原因
歯が着色する原因は、外部からの汚れだけでなく、内部の要因も関係しています。着色の原因を理解することで、適切なケアや治療につなげることができます。
ここでは、歯の着色を引き起こす主な要因を詳しく解説します。
食べ物や飲み物
コーヒー、紅茶、ワイン、カレーなど、色の濃い食品や飲料は、歯の表面に色素を付着させる原因となります。これらの食品に含まれる色素がエナメル質に染み込むことで、歯が黄ばんだり茶色く見えたりします。
喫煙
タバコに含まれるタールやニコチンは、歯の表面に付着しやすいです。喫煙を続けると、歯が黒ずんだり茶色くなることがあります。
口腔内の清掃不足
適切なブラッシングができていない場合、歯垢や歯石が蓄積します。そこに色素が沈着することで着色が進みます。
加齢
年齢を重ねると、歯の外側を覆うエナメル質が薄くなり、内側の象牙質が透けて見えるようになります。象牙質は黄色がかっているため、加齢とともに歯が黄ばんで見えることがあります。
薬剤の影響
幼少期に抗生物質(テトラサイクリン系)を使用していた場合、その影響で歯が変色することがあります。歯の形成過程で色素が沈着して歯が灰色や茶色に変わるのです。
虫歯や外傷
虫歯が進行して神経が死んでしまうと、歯の内部が黒ずむことがあります。また、外傷で歯に衝撃を受けると、内部の血液や組織が変色することもあります。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングにはさまざまな方法があり、効果や施術場所、費用などが異なります。そのため、自分の希望やライフスタイルに合った方法を選ぶことが重要です。
以下に、ホワイトニングの主な種類を詳しく解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門家による施術を受ける方法です。高濃度のホワイトニング薬剤を使用し、特殊な光を当てて薬剤を活性化させることで、短時間で効果を得られます。
1回の施術で歯が数段階白くなることが多く、即効性を求める方に選ばれています。
オフィスホワイトニングのメリットは、以下のとおりです。
- 即効性が高い
- プロが行うため安全性が高い
- 自分で準備する手間がない
オフィスホワイトニングのデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高い
- 知覚過敏が起こりやすい
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースと薬剤を使用して行う方法です。歯科医院で自分の歯型に合わせたマウスピースを作成し、自宅で薬剤を塗布して使用します。
効果が現れるまでに時間がかかりますが、継続することで自然で持続的な白さが得られます。
ホームホワイトニングのメリットは、以下のとおりです。
- 自分のペースで取り組める
- 自然な白さが持続しやすい
- オフィスホワイトニングより安価
ホームホワイトニングのデメリットは、以下のとおりです。
- 効果が出るまで時間がかかる
- 自分で管理する必要がある
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。歯科医院で即効性のある施術を受けた後、ホームホワイトニングを継続することで、効果を長持ちさせます。
デュアルホワイトニングのメリットは、以下のとおりです。
- 即効性と持続性を両立できる
- より白さを実感しやすい
- 専門家のサポートが得られる
デュアルホワイトニングのデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高くなる場合がある
- 時間と手間がかかる
ホワイトニングで白くできる歯・できない歯
ホワイトニングで、すべての歯が白くできるわけではありません。歯の状態や原因によって、効果が期待できる場合とそうでない場合があります。
ここでは、ホワイトニングで白くできる歯と白くできない歯について詳しく解説します。
ホワイトニングで白くできる歯
ホワイトニングで白くできる歯は、以下のとおりです。
外因性の着色がある歯
コーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどの飲食物や喫煙によって歯の表面に付着した色素(外因性着色)は、ホワイトニングで白くできる代表的な例です。これらの汚れは薬剤によって分解されやすく、容易に元の白さを取り戻すことができます。
加齢による黄ばみがある歯
年齢を重ねることでエナメル質が薄くなり、象牙質の色が目立つようになった歯は、ホワイトニングで改善できるケースが多いです。
健康状態が良好な歯
虫歯や歯周病がなく、エナメル質がしっかりしている健康な歯は、ホワイトニングの効果を得やすいでしょう。何らかの問題がある歯にホワイトニングをすると、しみたり痛んだりする可能性があります。
ホワイトニングで白くできない歯
以下のような歯はホワイトニングでは白くできません。
内因性の変色がある歯
抗生物質(テトラサイクリン系)の影響や、外傷による内部の変色など、内因性の要因で色が変わっている歯は、ホワイトニング薬剤では改善が難しい場合があります。このような場合は、ラミネートベニアやセラミック治療などの他の治療法を検討する必要があります。
人工歯や詰め物
クラウン(被せ物)、インレー(詰め物)、ラミネートベニア、インプラントなどの人工歯は、ホワイトニング薬剤の効果を受けません。そのため、ホワイトニング後に色の違いが目立つ場合は、詰め物や被せ物の交換が必要になることがあります。
健康上の問題がある歯
歯の形成期にフッ素を過剰摂取した場合や、エナメル質がうまく形成されなかった場合、歯の表面に白斑や茶色い斑点が現れることがあります。これらの状態は、ホワイトニングだけでは改善が難しいことがあります。
虫歯や歯周病がある歯
虫歯や歯周病がある歯は、ホワイトニング薬剤が歯に浸透しすぎるリスクがあるため、施術を行うことができません。まずはこれらの治療を優先する必要があります。
ホワイトニングの白さを持続させるには
ホワイトニングで得た白い歯を持続させるには、日常のケアや生活習慣が重要です。ホワイトニングの効果は永久的なものではなく、適切なケアを行うことで白さをキープできます。
以下に、ホワイトニングの白さを維持するための具体的なポイントをご紹介します。
着色しやすい食べ物や飲み物を避ける
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油などの色の濃い食品や飲み物は、歯に色素が付着しやすく、ホワイトニングの効果を損なう原因となります。これらを摂取する際は、ストローを使う、食後に歯磨きをするといった工夫をしましょう。
喫煙を控える
タバコに含まれるニコチンやタールは、歯の表面に頑固な汚れを作ります。禁煙することで歯の着色を防ぎ、白さを長持ちさせられます。
正しいブラッシング
ホワイトニング後は、歯に色素が付着しやすい状態になっています。毎食後に丁寧なブラッシングを行い、特に着色汚れが溜まりやすい歯の表面や歯間をしっかりとケアしましょう。
定期的にクリーニングを受ける
ホワイトニング後も、歯科医院での定期的なクリーニングを受ければ効果を持続させられます。また、歯科医師のアドバイスを受けることで、日常のケアをさらに効果的に行えるようになるでしょう。
リタッチホワイトニング
時間の経過とともに色戻りした場合は、歯科医院でリタッチホワイトニングを受けることが可能です。これにより、白さを取り戻しつつ、さらに持続効果を高めることができます。
まとめ
ホワイトニングは、専用の薬剤を使用して歯に沈着した色素を分解し、白さを取り戻す方法です。外因性の着色(飲食物や喫煙による汚れ)はホワイトニングで白くできますが、内因性の変色(抗生物質の影響や外傷による変色)や人工歯には効果が期待できません。
ホワイトニングには、即効性のあるオフィスホワイトニング、自宅で手軽に行えるホームホワイトニング、両方を組み合わせたデュアルホワイトニングなどの種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、目的や生活スタイルに応じた選択が重要です。
また、施術後の白さを長持ちさせるためには、着色しやすい食品の摂取を控えることや、適切な口腔ケアを行うこと、さらには歯科での定期的なクリーニングを受けることが大切です。自分に合った方法を選び、効果的に美しい白い歯を手に入れましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療に力を入れております。診療案内ページはこちら、ご予約・お問い合わせも受け付けております。