こんにちは。東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」です。
審美歯科という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。口元はお顔全体の印象に大きく影響するため、口元の審美性を気にする人は増えています。口元が整っていると清潔感があるように見えたり、若々しい印象を与えられたりします。
今回は、見た目を美しくするための審美歯科をテーマに、治療内容や費用、メリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
審美歯科とは
日本審美歯科協会によると、審美歯科とは歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のこととされています。一般歯科では、虫歯や歯周病などのお口の中の病気を治療し、噛み合わせなどの機能を回復することを目的としています。
審美歯科では、一般歯科の内容に加えて歯の色や形をきれいにする、歯並びを美しく整えるなど、審美性の改善のための治療・処置が加わります。
審美歯科の治療内容
審美歯科で行われる治療には、様々な種類があります。多くの歯科医院で行われている、代表的な治療について紹介していきます。
ホワイトニング
歯の色を白く明るくする治療です。歯科医院のホワイトニングでは、歯科医師や歯科衛生士などの有資格者しか取り扱えない専用の薬剤を使用して歯を漂白します。歯の色が明るくなることで、お顔全体の印象が明るくなり自信を持って笑えるようになる方が多いです。
ホワイトニングにはいくつか種類があるので、さらに細かく解説します。
オフィスホワイトニング
歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士によって行われる施術です。専用の薬剤を歯に塗布し、光を照射して漂白します。個人差がありますが、一度の施術でも効果を実感しやすいホワイトニングです。
ただし、効果は永遠ではありません。時間の経過と共に色戻りが起こるので、白さを維持するためには再度オフィスホワイトニングを行う必要があります。
後述しますが、自宅で行うホームホワイトニングでケアを続けることもあります。
ホームホワイトニング
歯科医院で専用のホワイトニングトレーを作成し、専用の薬剤を処方してもらった後、自宅でホワイトニングを行う方法です。効果が現れるまでに2週間程度かかりますが、白さを維持しやすいです。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。オフィスホワイトニングで理想の色まで白くした後、ホームホワイトニングで維持していく流れが一般的です。
2つのホワイトニングを行うので、即効性・持続性が最も高いとされています。
セラミック治療
歯にセラミックの被せ物をして、歯の色や形を美しくする治療法です。セラミックは天然歯のような透明感やツヤ、白さを再現できる素材です。今まで保険の被せ物が入っていた方は、セラミックの被せ物にやり直すこともできます。
天然の歯との違いがわからないほどの審美性の高さなので、見た目に自信をもつことができるでしょう。
また、セラミックの被せ物を利用して、歯並びのズレや歯と歯の隙間を改善することもできます。矯正治療と違って歯自体を動かすわけではないので、被せ物を装着するだけですぐに整った歯並びが実現します。
クリーニング
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行う専門のクリーニングがあります。保険診療でも受けられますが、より効果が高い薬剤・器具を使用する場合や、予防的な観点から受ける場合は自由診療になります。
歯に付着した強固な着色汚れを落とす施術で、口内を清潔に維持することが目的です。着色汚れが落ちれば歯本来の色に戻るので、クリーニング後に歯が白くなったと感じる方も少なくありません。
日々のブラッシングだけでは除去しきれないプラークや細菌の集合体を徹底的に除去し、虫歯や歯周病を予防します。
審美歯科のメリット・デメリット
審美歯科は見た目が改善される満足度の高い治療ですが、メリットとデメリットがあります。両方を理解した上で、治療の選択をすることが大切です。
審美歯科のメリット
審美歯科を利用するメリットは、次のとおりです。
口元の見た目を改善できる
審美歯科の一番のメリットは、見た目を改善できる点です。口元が整っていると、お顔全体の印象も良くなります。コンプレックスが解消されて自分に自信がもてるようになるなど、精神的にも良い影響が期待できます。
トラブルの早期発見・治療につながる
審美歯科は審美性の向上も目的とした治療ですが、歯の健康へのメリットもあります。一般歯科と同じように、診療の際は必ずお口全体のチェックを行います。定期的に歯科に通院すれば、虫歯や歯周病などのお口の中のトラブルの早期発見につながります。
早めに適切な処置をできるので、健康的なお口を維持することにつながります。
審美歯科のデメリット
審美歯科のデメリットは、以下のとおりです。
自費治療のため費用が高額になる
審美歯科の治療は、基本的に自費治療になります。保険適用の治療と比較して、費用は高額になることが多いです。
診察時に虫歯や歯周病が見つかった場合、その治療には基本的に保険が適用されます。
効果を実感するまでに時間がかかる
審美歯科治療は、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。例えば、ホワイトニング治療は効果の出方に個人差があるので、複数回の施術が必要になるかもしれません。この場合、通院が長引く可能性があります。
機能性との両立が難しい場合がある
審美歯科では見た目を重視するため、機能性との両立が難しいことがあります。例えば、セラミック治療で健康な歯に被せ物をする場合には、健康な歯質を削ることが多いです。歯を削ると、結果的に歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
いくら見た目が良くなっても歯の寿命が縮まるリスクがあることは理解しておく必要があります。将来的に歯の健康を損なうリスクがある場合には、よく検討しなければなりません。
審美歯科の治療費用
審美歯科治療は、見た目を重視した治療であり病気の治療ではないと判断されるため、基本的に自費治療になります。代表的な審美歯科治療の費用の目安を紹介していきます。
ホワイトニング
歯科医院によって取り扱っている薬剤などが異なるため、医院によって費用は異なります。大まかな目安は、次の通りです。
- オフィスホワイトニング :2万円〜8万円程度
- ホームホワイトニング:2万円〜4万円程度
- デュアルホワイトニング:6万円〜10万円程度
歯科医院によっては回数券を販売する、コースとして提供するなど、費用の負担を抑えられる方法を用意していることもあります。
セラミック治療
セラミックにはいくつかの種類があります。種類ごとに費用の目安を紹介します。
オールセラミック
全てがセラミック素材でできたもので、透明感があり審美性が非常に高いのが特徴です。陶器と同様の素材なので、強い衝撃を受けると割れるリスクがあります。噛み合わせが強い場合や、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合には、別の素材を勧められることがあります。
詰め物の場合は4万円〜6万円程度、被せ物の場合は8万円〜18万円程度です。
ジルコニア
人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど強度が非常に高いセラミックです。オールセラミックと比較すると審美性に劣りますが、経年劣化しにくく白さを維持することができます。
詰め物の場合は6万円〜8万円程度、被せ物の場合は10万円〜20万円程度です。
ハイブリッドセラミック
セラミックとプラスチックをかけ合わせた素材です。プラスチックよりは見た目が良いですが、オールセラミックやジルコニアには劣ります。経年劣化しやすく、長く使用すると変色する恐れがあります。
詰め物の場合は3万円〜4万円程度、被せ物の場合は4万円〜8万円程度が相場です。
クリーニング
費用の相場は5,000円〜2万円程度で、歯科医院によってクリーニングの内容が違うので、施術内容を詳しく確認すると良いでしょう。最新の機器を利用する場合には、高額になることがあります。
審美歯科の治療費用を抑える方法はある?
審美歯科は自費治療になりますので、歯科医院ごとに費用の設定が異なります。
安く取り扱っている歯科医院で治療すれば費用を抑えることができますが、費用の安さだけで選ぶのはあまりおすすめできません。歯は、見た目だけでなく、健康的に維持できることが大切です。
審美歯科のデメリットにもあげたように、審美性を向上させるために歯を削ることがあります。見た目は良くなりますが、歯の寿命が短くなる恐れはあるでしょう。
歯の健康を長く保ち続けられることは、将来的にも非常に大切です。費用の安さだけでなく、歯科相談やカウンセリングを受けて納得できる歯科医院で治療を受けることが重要です。
まとめ
審美歯科は、歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指します。見た目が良くなることで、コンプレックスから解消されるなど精神的にも良い影響があるでしょう。
審美歯科で治療をする際には、治療内容や費用面についてしっかり確認しましょう。
審美歯科を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
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