こんにちは。東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」です。
保険が適用される入れ歯と自費の入れ歯、どちらにすべきか迷っていませんか。保険が適用される入れ歯は費用を抑えられるため、選びやすいと感じるかもしれません。
一方で、自費の入れ歯は高額であるというイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。自費の入れ歯には、保険が適用される入れ歯にはない多くのメリットが存在します。入れ歯を作製する際には、それぞれの特徴を比較したうえで検討することが重要です。
今回は、自費の入れ歯の種類や、自費の入れ歯を選ぶメリット・デメリットについて解説します。
自費の入れ歯の種類
保険が適用される入れ歯は、使用できる素材や作成工程に制限があります。
一方で、自費の入れ歯は、使用できる素材や作成工程に制限がありません。患者さん一人ひとりの希望する見た目や機能に合った入れ歯を作製することが可能です。ここでは、自費の入れ歯にはどのような種類があるのか解説します。
マグネット義歯
マグネット義歯は、磁石の力を利用して固定する入れ歯です。入れ歯と残っている歯にマグネットを取り付けて磁力によって固定するため、安定感があって外れにくくなっています。また、口をあけたときに目立ちにくいのが特徴です。
金属床義歯
金属床義歯は、床と呼ばれる部分が金属でできている入れ歯です。保険が適用される入れ歯の場合、床部分にはレジンと呼ばれるプラスチックが使用されます。プラスチックは割れやすいため、強度をもたせるために厚くする必要があり、装着時に違和感を覚えやすいです。
一方で、金属床義歯では床部分に金属を使用します。金属は強度が高いため、床部分を薄く作ることが可能です。そのため、ほかの入れ歯よりも装着した際の違和感が少ないのです。
また、金属には熱伝導性があります。食事の際に熱い・冷たいなどの温度を感じやすいため、食事をおいしくいただける点もメリットです。
一方で、床部分に金属を使用しているため、ほかの入れ歯よりも修理が難しい点や、金属アレルギーを引き起こす可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
シリコン義歯
シリコン義歯は、歯茎に触れる部分がシリコンで作られている入れ歯です。シリコンは柔軟で弾力があり、粘膜にぴったりと密着します。食べ物を噛む際には、柔らかいシリコンがクッションとなって歯茎の負担を軽減させるため、痛みや不快感を和らげることができます。
しかし、シリコン素材は耐久性に課題があります。シリコンは汚れが付きやすく、使い続けると変色することがあります。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使用せず、特殊な樹脂を使用して作製された入れ歯を指します。保険が適用される部分入れ歯には、引っかける部分に金属のバネが使用されています。そのため、口をあけたときに目立つことがあるのです。
一方で、ノンクラスプデンチャーは金属のバネを使用していません。歯茎の色に近い樹脂を使用しているため、装着しても目立ちにくい、審美性の高いデザインになっています。また、スーパーポリアミドという素材で作られており、薄さと軽さ、弾力性に特徴があります。
一方で、金属で作られたものよりも耐久性が劣る点や、特殊な材質を使用しているため破損した際の修理が難しいという点はデメリットといえるでしょう。
コーヌスクローネ義歯
コーヌスクローネ義歯は、入れ歯を固定する際にクラスプを使用するのではなく、内冠と外冠の二重の冠で固定する入れ歯です。残っている歯に内冠を装着し、そこに外冠を被せることで義歯を固定します。
金属のバネを使用しないため自然な見た目になることや、入れ歯を装着した際の違和感が少ないのが特徴です。
自費の入れ歯を選ぶメリット
自費の入れ歯は保険が適用される入れ歯と異なり、使用できる素材に制限がありません。そのため、審美性や機能性などの多くの面でメリットがあります。なかでも、自分の希望の歯の状態や希望の仕上がりに合った入れ歯を作製できるのが大きな魅力です。
ここでは、自費の入れ歯を選ぶメリットについて解説します。
審美性が向上する
保険が適用される部分入れ歯の場合、歯にひっかける部分に金属が使用されているため、口をあけたときに目立ちやすいという特徴があります。また、プラスチックが使用されているため、不自然で馴染みにくい見た目になる可能性があります。
一方で自費の入れ歯では、天然の歯に近い色味や質感の素材を使用することが可能です。ノンクラスプデンチャーのように金属ではなく歯茎に近い色の樹脂が使用された入れ歯を選択すれば、口を開けても目立ちにくく、自然な見た目になります。
機能性が向上する
自費の入れ歯は、精密に型取りをして作製されます。これによって、密着感の高い安定した仕上がりになるという特徴があります。日常生活のなかでもずれにくいため、しっかりと食べ物を噛むことができます。
また、自費の入れ歯は保険が適用される入れ歯よりも薄く作製することが可能です。そのため、装着した際の違和感が少なく、日常生活に支障をきたしにくいことがメリットとして挙げられます。
耐久性が高い
保険が適用される入れ歯は、プラスチックを使用して作られているため、変色や破損といった経年劣化によるトラブルが起こりやすいです。
一方で、自費で作製する入れ歯は耐久性に優れています。しっかりとお手入れを行えば、プラスチックで作製された入れ歯よりも長期間使用することが可能です。
素材を選ぶことができる
保険が適用される入れ歯は、使用できる素材が限られています。
一方で自費の入れ歯は、使用できる素材に制限がなく、シリコンやチタンなどのさまざまな素材を使用することが可能です。希望の仕上がりや歯の状態に合わせた素材を使用して入れ歯を作製できる点は、自費の入れ歯のメリットといえます。
自費の入れ歯を選ぶデメリット
自費の入れ歯には多くのメリットがある一方で、デメリットやリスクも存在します。特に、費用面での負担が大きくなる点はデメリットといえるでしょう。ここでは、自費の入れ歯を選ぶデメリットについて解説します。
費用が高額になる
保険が適用される入れ歯の場合は、5,000円〜1万5,000円ほどで作製できます。
一方、自費の入れ歯は高額で、数十万円かかることが一般的です。なかには、100万円を超えるものもあるでしょう。高品質な素材を使用することや、お口にしっかりフィットするように精密に作製することもあり、経済的な負担が大きくなりやすいのが特徴です。
作製に時間がかかる
自費の入れ歯は、保険が適用される入れ歯よりも完成するまで時間がかかります。入れ歯は、患者さん一人ひとりに合わせてオーダーメイドで作製されます。また、お口にフィットする入れ歯を作製するためには、何度か調整が必要です。そのため、完成まで時間がかかるのです。
作製に時間がかかるという点は、すぐに入れ歯を使用したいという方にとって大きなデメリットといえるでしょう。
修理が難しい
自費の入れ歯は耐久性が高いですが、長期間使用するなかで破損することもあります。入れ歯が破損したときには修理を行いますが、破損の度合いによっては修理が行えない可能性もあるのです。
修理ができずに作り直しが必要になった場合は、費用がかかるでしょう。また、新しい入れ歯が完成するまで時間がかかるため、日常生活に支障が出る可能性もあります。
自費の入れ歯には保証が設けられている場合があります。万が一、入れ歯が破損した場合に備えて、保証の有無を確認しておきましょう。
まとめ
保険適用の入れ歯とは異なり、自費の入れ歯にはさまざまな種類があります。代表的なものとして、金属床義歯やシリコン義歯、ノンクラスプデンチャーなどが挙げられます。
自費の入れ歯を選ぶメリットには、自然な見た目を再現できることやしっかりと食べ物を噛めること、耐久性が高いことなどがあります。また、使用できる素材に制限がなく、お口にしっかりフィットした入れ歯を作製できる点も大きな魅力です。
一方で、費用が高額になることや作製に時間がかかること、修理が難しいことはデメリットといえます。入れ歯を作製する際には、このようなメリット・デメリットを理解したうえで、検討しましょう。
入れ歯を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門駅」より徒歩30秒にある歯医者「まさいデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
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